あなたは、パパ活でいくら稼いでいますか？実はパパ活で多く稼ぐと、贈与税の対象になってしまうのです。大きな金額を稼いでいる人ほど贈与税の対象になっているかもしれないので、いくらから贈与税が発生するのかを知る必要があります。

そこで今回は、パパ活の際にいくらから贈与税が発生するのか、贈与税だけでなく所得税についても詳しく解説します。

パパ活で贈与税が発生する条件とは？

パパ活をメインにお金をもらっている人は、贈与税が発生することを知らなかった人もいるのではないでしょうか？パパが多くお金をくれるからといって、多額のお手当をもらっていると、いつの間にか贈与税を支払わなければならないことになりかねません。

それでは、パパ活で贈与税が発生する仕組みについて解説しましょう。

なぜ贈与税が発生するの？

贈与税とは、個人間で財産をもらったときに発生する税金です。この場合、パパからお金という財産をもらったときに贈与税が発生します。お互いに合意の上でお金をもらっていたとしても、これはパパが所有する財産を分けてもらっているだけなので、贈与税の対象になるでしょう。

贈与税が発生するのは合計で110万円から

贈与税が発生するといっても、一回お金をもらったからといってすぐに贈与税の対象になるわけではありません。贈与税が発生するのは、1月1日～12月31日までの1年間に合計で110万円以上お金をもらっているときに発生します。

贈与税は1年間の合計金額によって税率が変わるので注意が必要です。200万円以下なら10％、400万円以下なら15％、600万円以下なら20％、1000万円以下なら30％、最大の4500万円をもらっていると55％にもなります。

さすがに4500万円以上もらっている人は少ないかもしれませんが、110万円を少しでも超えていると贈与税を支払わなければならないので注意しましょう。「今月はこれだけ稼いだ」と思っていても、年間でいくら稼いだか計算し忘れていることもあるのではないでしょうか。

月々もらっている金額が10万円前後の方は、これまでにもらっている金額の合計金額を計算しておくのがおすすめです。

OLは所得税の対象になることも

学生がパパ活を行うときも注意しなければなりませんが、社会人の方も特に注意する必要性があります。なんとOLはパパ活で稼いだ金額によっては、贈与税の他に所得税の対象にもなるのです。

それでは、OLがパパ活で稼いだ場合の注意点についてご説明しましょう。

年間20万円を超えると確定申告をしなければならない

会社に勤めているOLは、基本的にパパ活によって稼いだ合計金額が年間20万円を超えていた場合、副業として稼いだことになるので、確定申告を行わなければなりません。これは何らかのサービスを提供したことで相手が対価を支払ったという扱いになるため、所得税として申告する必要性があります。

隠していてもバレる

もしパパ活によって年間20万円以上を稼いでいたとしても、「自己申告をしなければ、バレないでしょ！」と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、銀行の取引履歴やマイナンバーの提示、さらには手渡しであってもバレる可能性があります。

税務署はどこでどのように収入を得ているのか徹底的に調査するため、パパからの銀行振り込みによって履歴が残ることでバレてしまうでしょう。また、油断しがちなのはパパから手渡しでお金をもらっているとき。

形式上はパパ活によって渡したお金は支援金という扱いになるので、もしもパパが支援金を経営している会社の経費として計上していた場合は、税務調査が入ったときに詳しく調べられてしまいます。とはいえ、必ず税務調査が入るわけではないので、パパの会社に不自然な収支がなければ問題はないでしょう。

しかし、必ずしも安全というわけではないため、年間20万円を超えたくない場合は注意が必要です。もし、督促などが来ても所得税の支払いに応じなかった場合、悪質な所得隠しだと判断されて資産を差し押さえられてしまいます。

税金は必ず支払わなければならないものであり、支払いに応じなければ現金がなくともあらゆる資産を押収されてしまうので注意が必要です。年間20万円以上稼いだら必ず所得税の支払いを行いましょう。

パパ活の税金対策

パパ活によって贈与税を支払いたくないのであれば、税金対策を行う必要性があります。最初からもらう金額を把握して税金対策を行えば、贈与税が発生することはありません。賢くパパ活をしてこそ、面倒なことにならずに済みます。

それでは、パパ活を行うときの税金対策についてご説明しましょう。

110万円を超えなければいい

贈与税が発生する条件は1月1日～12月31日までの1年間で合計110万円以上の収入を得ていることです。つまり、1年間にパパ活で110万円以上お金を貰わなければ贈与税が発生することはありません。

パパからお金をもらえる状況だからこそ、もっと多く稼ぎたいという人もいるでしょう。しかし、贈与税は支払いたくないのであれば、パパ活でもらう金額を把握して110万円を超えないように頻度や金額をコントロールすることが重要です。

もちろんパパによってもらえるお金は違うので、いかにコントロールできるかにかかっています。そこでそろそろ110万円を超えそうだと感じたらパパと会う頻度を減らすことで、上手にコントロールしましょう。

賢くパパ活をしてこそ、贈与税を支払わずに済みます。パパ活初心者は、110万円を超えるほどお金をもらうのは難しいので、まずは、毎月10万円を超えるようになってきたら計算してみてくださいね。

現金以外でもらう

パパ活といえば、パパから現金をもらう方法だと思う人がほとんどかもしれませんが、パパからもらうのは現金のみと決まっているわけではありません。実は現金以外にパパから物をもらうことで、贈与税が発生しなくなります。

現金以外の物をもらう場合、これは「社会通念上相当と認められるもの」として扱われるので、常識的な範囲内であれば贈与税は発生しません。しかし、一度に110万円以上の物をもらってしまうと、贈与税が発生してしまうので注意しましょう。

あくまで常識的な範囲内なので、金額に注意しましょう。車や宝石、海外旅行のようなものは、基本的に常識的な金額ではないことがほとんどなので、贈与税の対象になる可能性が高いでしょう。

税金を支払う

もし、110万円を超えてしまったら、素直に贈与税を支払う方が良いでしょう。その理由として、実際にパパ活で110万円を超えて稼げる人はごく少数だといえることが挙げられます。いきなり110万円以上もお金をくれるパパはほとんどいないでしょうし、毎月お金をくれるパパが何人もいない限り110万円を超えるのは難しいでしょう。

反対に、110万円を超えた場合、自分がそれだけ稼げているという大きな自信につながります。パパ活に成功して110万円以上も稼いでいるので、支払った方がトラブルを防げるでしょう。

しかし、いざ贈与税を支払うことになったら、どこに、いくら支払えばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。そんなときは、パパに相談するのがおすすめです。パパ活で会っている人のなかには会社の社長や役員を勤めているパパもいるので、該当するようであればパパに相談してもいいですね。

まとめ

パパ活はお手当をくれるパパがいなければ成り立たないものであり、きちんと贈与税や所得税について取り決められているので注意が必要です。パパ活初心者の方で、年間110万円を超えることはほとんどありませんが、贈与税を支払いたくないのであれば年間いくら稼いでいるのか計算し、把握しておきましょう！